TVの位置付を考える

2014年が始まりました.

年末年始と言えば、幼いころ父に連れられて越冬炊き出しのボランティアに行っていたのを思い出す.

それぞれがさまざまな想いで年を越したんだろうと考えると、少し身の引き締まる思いがします.

 

年末年始はいつもよりもTVを見る機会が多いので、よく考えるのが

「TVと自分の生活との位置をどう取るか」ということだ.

年末年始のTV番組をみていると、見るという行為やその時間が空間が どれほど自分の心に残るか、充実するかと自問する.

TV以外にもっと豊かな別の行為・時間・空間はたくさんある.

無駄だとは思わないけれど、TVを見ることで得るものもそこまで多くないと感じる.

こう言うと「情報入手の手段だ」という声が挙がるだろけれど、その方法はTV以外でも問題ないだろう.

 

なぜこんなことを考えるかというと、住宅を設計するときに あまりにもTVの位置を中心に間取りが検討されがちであるからだ.

大画面のTVをTV台に据えて、その前にソファセットが向かい合う.

ダイニングが同じ空間にある場合はダイニングテーブル ひいてはキッチンからもTVが見られる配置にする.

そうするとおのずと間取りは決まってくる.

TV中心の間取りにすると、TV中心の生活がなされる.

TV中心の生活になると、TV中心の人生になるし、極端な言い方かもしれないけれどTVに影響を受けた人格が住む人に定着する.

 

「リビングダイニングにTVがあるのは、それに頼らないとコミュニケーションが成り立たない教養の無さを晒しているようなものだ」と言う人が居た.

これは偏った意見かもしれないが、TVは番組を決めて目的意識を持って見ること、場所を限定することが 僕は必要だと思う.