海外で建築を仕事にする

『海外で建築を仕事にする』(学芸出版社)を読んで、

学生の時に感じていた建築に対する楽観的なイメージ

―瑞々しく刺激的な発想の場であるという感覚―

が久しぶりに思い起こされた.

 

実務にどっぷり浸かっていると、こんな感覚がとても新鮮に感じられることがあります.

 

かく言う僕も、海外で建築を仕事にすることを考え 何度かトライしてきたけれど、

タイミングや語学力や経済状況等さまざまな障害でなかなか実現できぬまま 日常に追われている.

 

17人の著者は僕ができていないことをやっているという意味で凄いと思うし、

実務、コミュニケーション、実行力等を含めた総合的な力を養い続けてきたことに敬意を表する.

 

彼らの共通項として感じたのが

・いずれも国内外の名門学校あるいは有名設計事務所の出身である

・一般的には不可能と思われるようなキャリアを特例で認められ 実績を積んでいる

ということだ.

このことは、海外に出るリスクをある程度軽減し 前向きに道を切り開くことができるだけの

セルフコントロールの材料として大きい.

 

誰もががこういう訳にはいかないとは思うけれど、

日常の小さな一歩でも、昨日と違った新しさを見出すような気持ちが

この本を読んで育まれるかなと思いました.