先日ブログに書いた階段の検討を経て、
実物が出来上がりつつあります.
まだ仕上げ工事前で手摺も付いていませんが、
大工さんや監督さんが関わって多角的に検討・調整されたことで
現実に存在する「モノ」としてのありようが見出されたように思います.
設計という行為は、世の中に存在しないものを存在させる行為でもあるので
世の中に既に存在しているものの中できちんと調和を保ったりなじんだりできるものをつくらなければ、
設計者の身勝手な造形行為に終始してしまう.
できるだけ違和感を減らすために、何度も検討するように心がけています.