現地調査で考えたこと

梅雨の合間に三重県伊賀の計画地へ.

現地には出来る限り公共交通機関で行くようにしています.
最寄駅からの風景や街並み、そこで生活している人々の息吹等をゆっくり観察できて、
得られる情報が多いように思うからです.
(車の運転が苦手ということもありますが)

伊賀鉄道の最寄駅.
伊賀鉄道は近鉄に接続しているので、大阪や名古屋にアクセス可能です.

周辺にはのどかな田園風景が広がっています.

地域の集会所.
立派ではないけれど、用途に即したシンプルな建ち方.
過不足のない風景を、時間をかけてつくってきているように感じます.

隣接する広場ではよくゲートボールが行なわれています.

敷地は南に緩やかにのぼる坂の途中に位置しています.

敷地の先には地域の小学校があり、この道は子どもの通学路にもなっています.

逆を見返すと北下がりの斜面です.

家をつくるとき、北側の窓は日当たりが悪いという理由で積極的に採用されないように思いますが、
実は北側の景色は背後(南側)からの日射で緑を鮮やかに見せます.
直接室内に日が射すことは少ないですが、落ち着いた室内から北側の窓で効果的に切り取った風景を眺めることは、
とても贅沢なことだと思います.

特にこの敷地周辺は北下がりの土地なので、遠くまで見渡せてすがすがしい気持ちになります.

この眺めと静かでゆったりした雰囲気の中で
外の環境とつながり、同時に住まい手を外の環境から守るというバランスを
探します.