謙虚な人

金城学院大学で同じ非常勤講師として教鞭をとっている
先輩建築家と食事をしました.

建築教育について、大学事情について、建築の作法について、事務所経営についてなどなど
話は多岐にわたり楽しい時間を過ごさせて頂きました.

先輩からすると、独立して間もない僕のような若輩者が生意気な口をたたくのを聞いて
説教のひとつでもしたくなるというか、アドバイスでもしたくなるのかなと思います.

けれど先輩はあくまで謙虚で、ご自身のことは気恥ずかしそうに言葉少なに語り、
20才以上離れた僕の話にゆっくりと耳を傾けて同調していただきました.

建築をやってきてよかったと思うことのひとつに、建築を語り合うときに年齢差など一瞬で消えてしまうということがあります.
あの街のあの建物がよかった、あの建築家のつくるものはこういうところがいいと話すことに互いの境界は必要ありません.

 

たまにお会いする別の先輩建築家で、とても尊敬している方が居ます.
その方もとてもつつましやかで、「謙虚」であることがこんなにも相手を心穏やかにさせるのかということを
お会いする度に感じます.

とても名の有る建築家で多くの評価を得ているにもかかわらず、
その方は別れ際に必ず「またいろいろ教えて下さい」と言います.

僕もそんな風に後輩に接することができるといいなと思います.