緑豊かな丘の上に建つ小さな住宅です.
建物のボリュームを抑えて風景に溶け込ませるため、
また隣家の光や風の抜けを確保し 開放感を維持するために、
建物を2つに分ける分棟形式を採用しています.
2つの家の間には「つなぎの間」という半屋外空間を設け、
生活の中に周囲の環境との結節点をつくっています.
緩やかな暮らしの分節は、自宅で仕事をするご主人の切り替えや
来客時における公私の分離、家族同士の距離感の調整に寄与するとともに
外部空間を経由することで この場所に寄り添って生きることを改めて意識させます.
- 所在|
- 三重県伊賀市
- 竣工|
- 2018年5月
- 構造規模|
- 木造2階建
- 敷地面積|
- 136.22㎡
- 建築面積|
- 58.29㎡
- 延床面積|
- 108.39㎡
- 施工|
- 株式会社最上工務店
最上豊 - 撮影|
- 山内紀人